こんにちは、まるぼう(@onemorestepyk)です。
2013年からアフィリエイトを開始して2015年に専業となったアラフォー男です。
このたび2019年3月までをもって「専業アフィリエイター」を引退して「セミリタイア」を宣言することを決め、その節目として気持ちを整理するためにこの記事を記します。
ひとことで言えばただの自分語りです。
アフィリエイトで稼ぐためのノウハウめいたものはほぼ皆無ですのでそこには期待しないでください。
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まるぼうのアフィリエイトの歩み
まず私が専業アフィリエイター引退を決めた理由は以下の2つが挙げられます。
- 数字を意識することに疲れた
- 資産運用で最低限の生活ができるメドが立った
私は2015年から本格的に専業アフィリエイターとして生計を立てるようになりました。
アフィリエイトを学ぶにあたっては有料商材などは買わず、ブログやTwitterなどネット上の無料情報を集めて実践を積み重ねていきました。
手持ちサイトは2ジャンル4サイト。1サイトが収益の8割以上を占めています。
手法は完全ホワイト。
ホワイトハットやる人ってクリーンなイメージがありますが、私がこれを選んだのは初期にトレンドアフィリエイトをやっていてサイトがGoogle検索からペナルティを受けた苦い経験、黒歴史があるからです。
トレンドアフィリエイトからアフィの世界に入ったあの頃の自分なら、史上最大級のトレンドトピックであろう嵐の活動休止について今頃一生懸命2ちゃんやらTwitterやらから真偽も定かでない情報を集めて1秒でも早く記事を作りまくっていたであろう。 #黒歴史 #懺悔します
— まるぼう@アフィリエイター (@onemorestepyk) January 27, 2019
長く生き残りたいがために、とにかく馬鹿真面目にやろうと思ったわけです。
2015年1月~2019年3月までのアフィリエイト月収の推移は以下の通りです。2018年3月に最高月収が約755万、累計収入は約7900万を記録しています。
上昇期に特に大きな施策をしたわけではありません。ちょうど当時のコンテンツ重視のGoogle検索アルゴリズムの傾向にうまくはまって、ほぼ作りっぱなしのサイトが勝手にアクセスアップして莫大な収益を生み出してくれました。
扱う案件は本当にユーザーの役に立てると自信を持って紹介できるもののみ。
毎年の経費はドメイン代、サーバー代、年10冊程度の書籍代、知人FPへの相談料などで合計しても1年あたり10万円未満。スタッフは一人も雇ったことがない個人事業主です。
利益率がエグいですね。アフィリエイトの旨味をこれでもかというほど味わわせていただきました。
しかし、そんな幸運も長くは続きません。
まず2018年8月のGoogle検索アップデートによりアクセス&収益が半減し、2019年3月にさらに半減する流れとなりました。
サイトが評価されなくなった原因としては、やはり最近の傾向であるYMYL領域(ユアマネーユアライフ、お金と健康に関わる領域)を中心としたE-A-T(専門性、権威性、信頼性)重視の検索アルゴリズムが挙げられると思います。
私のメインサイトはYMYLど真ん中のマネージャンルですが、私自身はそのジャンルの専門家でもなければ被リンク対策なども一切せず、ただただ「良質なコンテンツ、見やすさ、使いやすさ」だけで勝負していました。
E-A-Tが重視され始めて以降は、それまで信じていた「良質なコンテンツさえ心がければGoogle検索で評価される」という自分の中でのよりどころが崩れていきました。
E-A-T重視の傾向については今のところ被リンク重視への回帰に近い面も見られ、その精度はまだ十分とは言えないまでも、「自分がGoogleでもそうするな」と感じており、文句を言う気はありません。
RT リンク重視への回帰はGoogleが「コンテンツを全て正当に評価するのは難しい」と白旗を揚げ始めた感があるけど、あくまで割合の問題で、コンテンツを一切評価しない時代が来るとも思わないので自分は今後もコンテンツとユーザビリティを馬鹿真面目に細々とやる。それで退場ならしょうがない。
— まるぼう@アフィリエイター (@onemorestepyk) March 15, 2019
そもそもGoogleは私の保護者でもなければ雇用主でもありません。
自分の収入が減ったからといって逆恨みしたりするのはお門違いです。
むしろ「リンク重視→コンテンツ重視→E-A-T重視」の流れの中にタイミングよく紛れ込み、一発当てさせてもらったことを猛烈に感謝すべきでしょう。
アクセス・収入の低下に怯え始める
ただそう納得している一方、アフィ収入が段々と下がっていくのは、やはりストレスでした。
アフィリエイトの高収入というのは一種の麻薬のようなもので、いったん収益が落ち始めると、まるで自分が死んでいくような恐怖を副作用的に感じるようになります。
落ちる時ってほんと一瞬でしかも底なしですからね。ガケから突き落とされるようなものです。
アフィの高報酬ってまるで麻薬のようで、落ち始めると自分が死んでいくような恐怖に襲われる。作業量とか手法を見直す以前に人生観まで見直して地に足をつけ直さないと、アフィどころか人生そのものから退場しかねない。でもそれは新しい生き方を掴むきっかけにも変わりうると思う。
— まるぼう@アフィリエイター (@onemorestepyk) November 5, 2018
2019年3月の大変動で多くのアフィリエイターから阿鼻叫喚の声が挙がりました。
私も例外ではなく、朝目覚めた瞬間から夜寝る直前まで、検索順位や報酬を確認せずにはいられない危うい精神状態になっていきました。
一番大事なのは「心の自由」
そして段々、疑問を感じ始めます。「なぜこんな不安の日々を過ごさなきゃいかんのか」と。
そもそも私自身が専業アフィリエイターになった頃、最も幸せを感じたのは贅沢や散財ではなく「朝の目覚めの穏やかさ」でした。
私は幼稚園に通っていた頃からすでに「なんで朝眠いのに、無理矢理起きて出かけなきゃいけないの」と常にストレスを感じていました。
その思いは進学・就職後にもずっと変わらずつきまとっていました。
専業アフィリエイターになった時、毎朝目覚めるたびに「好きな時に起きていいんだ、どこにも出かけなくて良いんだ」と寝ぼけまなこでそんな思いに浸れるようになりました。
それは人生で初めての、そして最高の幸せだと思いました。
なのに気づけば今や、朝どころか四六時中、数字に追いかけられて不安とストレスの中で過ごしている。。
そんな最中、イチローが引退を発表しました。
第一線退く意向 イチロー会見をライブでお伝えしています。https://t.co/zNbdV4r34B
NHKニュース・防災アプリでも配信しています。 pic.twitter.com/GXPq9ThhfZ— NHKニュース (@nhk_news) March 21, 2019
夜中の会見を感慨深く見つめながら、自分の中にも徐々にひとつの思いが湧き上がってきました。
もう自分も専業アフィリエイターを引退する潮時ではないかと。
今の私は贅沢も、地位も名誉も、嫁さん子供も欲しいと思っていません。
ただなるべく何も所有せず、どこにも所属せず、時間にも仕事にもお金にも人間関係にも縛られずフリーでいたかった。
そんな「心の自由」をたくさん感じたくて私は専業アフィリエイターの道を選びました。
しかし今や専業アフィリエイターであること自体が自分の心を不自由にしている。
アフィリエイトだけにしがみついて生きようとすると、私の場合は突然ガケから突き落とされて殺されるような恐怖からずっと逃れられない。
どんどん難易度が上がり続けるアフィリエイトという戦場において今後も自分が人並み以上に稼ぎ続ける自信はないし、がむしゃらにアフィリエイトに熱中できた一時期ほどのモチベーションも今や持てない。
今までの人生は色々やりたいことに全力投球してきたし、もはややりたいことはやり尽くしたという満足感、達成感もある。
残りの人生はただ静かに、地に足をつけて日々を生きていければそれで十分ではないか。
幸いなことに私はアフィリエイトで一発当てて約4000万円の資産運用資金ができました。
アフィリエイト収入の変動の激しさ、落ち込みの早さは他の方々を見て痛感していたので、月収数百万の時でも生活水準はフリーター時代からほぼ変えず、家賃4万のアパートに住み続け、1日1000円を目安に生活してました(デリ遊びを除く)。
最初は贅沢もしてみましたが、すぐ飽きたのでそんな暮らしを全然つらいとも思いませんでした。
それにしてもアフィ月収が800万くらいになった時でも一切生活水準を上げず、貧乏セミリタイアの道筋を考えて実践してきた自分にGJと言いたい。今でもすでに運用+将来の年金で野垂れ死にはしない、1日2000~3000円の稼ぎでもOKと思えるのが心の安定剤になってる。もちろん不安はゼロにはならないけど。
— まるぼう@アフィリエイター (@onemorestepyk) August 8, 2018
現在その資金は国内生保系の債権、米国ETFなどでなるべく手堅めの運用を構築している途中で、年利3%程度(120万/年)の利子・配当収入を得ていく算段を立てています。
つまり、10万円/月の「自分年金」です。
「10万円/月の不労所得なら野垂れ死にはしないな、少なめでもいくらかの収入を足せば生きていける。将来は年金も加わる」
今の時点での資産を基盤に、さらに少しずつコツコツと運用して積み立てていこう。
そうした思いから私は専業アフィリエイターの看板を下ろし、セミリタイアすることを決めました。
もちろん手堅めの資産運用といっても絶対安全ではないし、親の介護や自分の病気など人生には様々なイベントが起き得るので、この金額が十分とは決して言いきれません。
ただ私にとってはこれでも宝くじに当たったレベルの凄い幸運ですし、上を見たらキリがないので「自分にしてはこれでも上出来すぎる」と言い聞かせてます。
このあたりは「メキシコの漁師」的な感覚ですね。贅沢や完全な備えを求めて今を過度な労働で犠牲にするより、貧しくてお金の不安が多少残っても今をのんびり過ごすほうに考えがシフトしています。
アフィリエイトを完全にやめるわけじゃない
釣りっぽくなって申し訳ないですが、専業アフィリエイター引退を宣言したからと言っても、別に手持ちのサイトを今すぐ売却したり、サイト制作や記事書きを完全にやめるわけではありません(まだそれなりに収益もありますし)。
要は心の安定のために、アフィリエイトだけで生計を立てようとするのをやめるという意味です。
だからもう数字に追い立てられてがむしゃらにアフィリエイト作業をすることはないでしょう。
興味あるテーマ、必要な情報の追加や更新を、自然なタイミングで実施するだけです。
今後もホワイトハットにこだわり、家族や友人にも堂々と見せられる、価値があると信じられるコンテンツだけを地道に作っていきます。
最初からスタッフも雇わず、年間経費も数万程度の個人事業主なので気楽なものです。
アフィリエイトが自分に合った働き方のひとつであることに変わりはないし、今扱ってるジャンルもおそらく今後無くならない。コンテンツにも自信がある。
コツコツと作り上げたサイト達はまるで自分の分身、子供のような愛着があります。
数千万を稼いでくれたんだから立派な孝行息子です。
親が子を見捨てないが如く、例えペナろうがアクセスが無くなろうが、手持ちサイトはなるべく維持していくつもりです。
それで少しでも長く、わずかでも収入が得られたらラッキー、くらいの感覚です。
今後の収入を得る方法はアフィだったり、在宅ワークだったり、近所でバイトしたりと、特にこだわりません。
数人の友人からリアルビジネスの集客を手伝ってほしいと頼まれていて、それも楽しそう(自信はないけど)。
子供向けイベントで芸人として活躍してる知人のWeb集客を手伝うためにリサーチをしていたら、風船太郎が競合キーワードで出てきた。まさかあらびき芸人と戦う日が来るとはw pic.twitter.com/EwhRIQ6NoJ
— まるぼう@アフィリエイター (@onemorestepyk) February 13, 2019
収入は5万/月くらいでも十分なので、とりあえず一度アフィ以外で早めにこの目標を達成したいですね。
ただ「質素な生活で良いから、なるべく自由な時間が多く欲しい。なるべくストレスは少なめに」という点だけは大事にするつもりです。
「専業アフィリエイターの看板を下ろしてセミリタイアしよう」
そう心の整理がついた時から、「朝、穏やかな気持ちで目覚める」という私にとっての最大の幸福が少しずつ戻りつつあります。
また最近感じていた閉塞感も、「何か未知の新しいことが始まりそう」という期待感に少しずつ変わりつつあります。
アフィリエイトとGoogleには感謝しかない
この区切りに際して改めて思うことは、アフィリエイトとGoogleへの感謝です。
私はかつて医療系の仕事を経て心理カウンセラーとして活動していました。
ただなかなか収入が安定しなかったことや、自分の中のクリアリングが進んで達成感を感じ始めたことからその活動は縮小していき、そのかわりなんとなく始めてみたのがアフィリエイトでした。
Webもマネージャンルも専門外だった貧乏中年フリーター、朝や集団行動が苦手で普通の勤め人にもなりきれない社会不適合者の自分に人生の逆転ホームランを打たせてくれたのがアフィリエイトであり、Googleでした。
短い期間ですが「金持ち」の立場も体験して、自分は贅沢にほぼ興味がないと実感できたのも大きかったです。
また私は恋愛に奥手なタイプであり、アフィリエイトで稼いでデリに通う35歳までは女性経験は少なめでした。
かつては「SEXするのは一生を添い遂げると決めた女性だけ」「風俗なんて怖いし嫌だ」と思っていて、風俗の女性にも行く男性にも嫌悪感を持っていました。
ただ実際に試しに通ってみると良い意味で「普通」の女性もたくさんいて、様々なタイプの魅力的な嬢に心身満たされるSEXを多く提供してもらいました。
風俗はお金を介することで良い意味で適度な距離感があり、体を重ねたところで「責任を取る」など考えずに済むのが自分にとっては良いところだと思いました。
私は本職の嬢より副業、バイト的に来てる素人嬢が好みですが、心のつながりが感じられる出会いは多くあり、奥手だった私はデリ通いをして初めて「女性との触れ合いは楽しい」と素直に感じることができました。
たくさんの嬢に心身を満たしてもらった経験は、アフィリエイトで稼いで最も良かったことのひとつと言えるでしょう。
今年は30人くらいの嬢にお世話になったけど良い思い出ばかり。女性はみんなそれぞれの魅力があって心が通じれば年齢やルックス、技術なんて大して関係ない。未熟な自分がそう本気で思えるようになったのは、嬢のみなさんに心身満たされるSEXを多く提供してもらったから。ものすごく感謝してる。
— まるぼう@アフィリエイター (@onemorestepyk) December 31, 2017
私は孤独を好むので今後パートナーも家庭も必要としないだろうけど、アラフォーになっても女性との関わりには未だに子供の頃のようなワクワクと喜びを感じられる。もし女性がいなかったらこの世はどれだけ虚しいことだろう。女の人はみんな素晴らしい。女の人大好き。
— まるぼう@アフィリエイター (@onemorestepyk) December 31, 2017
今年通い倒したオキニJD嬢の卒業ラスト枠。この嬢ほど心身深く満たされたSEXはおそらく今後もないだろう。もう一生誰ともSEXしなくても未練ないかもとすら思う(たぶんするけど)。今後は妹的な友達関係になるけど、もう抱くことも口説くこともしないだろう。彼女に多くの幸あれ。 pic.twitter.com/eLei2yjwo0
— まるぼう@アフィリエイター (@onemorestepyk) December 19, 2018
ちょうど去年の終わりあたりでデリ遊びもひと区切りついた感覚があり、紀州のドンファン的な「人生はSEXのためにある」と思うほどの猿のような性欲も落ち着きつつあります。
ただ今でも女性は大好きだし、男にとってイイ女とのSEX以上に大事なことなんてないとすら思ってるので、金銭的余裕と性欲があるうちは今後もちょいちょい楽しめたらと思ってます(どうでもいい話ですね、すみません)。
Twitterフォロワーの皆さんへ
アカウント名(@onemorestepyk)でアフィ月収を公開して興味を引いときながら、大したお役立ち情報もツイートできず申し訳ありませんでした。
このアカウントは自分の独り言を消化することが一番の目的で、アフィリエイトに限らずお金、バスケ、デリ、社会ネタなど誰にも気を使わず自由に発信したかったので、あえて誰とも深くつるまず適度な距離感を心がけてきました。
しかしそんな身勝手アカウントでもフォローに加えてくださり、継続して見ていただいた皆さんには本当に感謝しています。ありがとうございました。
「専業アフィリエイター」の看板を下ろすだけで、いちおう今後もTwitterは同じスタンスで続ける予定ですので、不快でなければフォローを続けてもらえると嬉しいです。
※逆に「アフィリエイトノウハウが知りたくてフォローしてた」という方は今回を機にリムることをおすすめします。
最後に:アフィリエイターの皆さんへのエール
今は(常にか)Google検索が激動しており、本当に大変ですね。
独り身でなんとかまぐれで「半分逃げ切り」に辿り着いた私は宝くじ当選レベルの幸運者であり、ご家族の生活を抱えていたり、人生を変えたいと必死に頑張られてる方々の日々の不屈の努力には本当に頭が下がる思いです。
最近のSEOはますます大手サイトが力を強め、個人アフィリエイターの活躍の場が縮小していく傾向も感じます。
ただE-A-Tを重視しすぎた検索アルゴリズムは「無難だけど物足りない」ものになりがちで、まだまだ個人だからこそ戦える余地はある、もしくは再度広がっていく可能性もあると思います。
誰でも人生の逆転ホームランが狙えるアフィリエイトドリームはずっと存在し続けてほしい。
力不足な私にはもはや何も有用なアドバイスはできませんが、陰ながら応援して願っております。
「真摯にユーザーの幸せを考えて行動するアフィリエイターが、より多く報われますように」と。
お読みいただきありがとうございました\(^o^)/
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