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盲腸&人生初の救急車やばい体験談。急患で行く病院は普段から決めておけ!

腹痛

 

やばかった盲腸&初救急車!

 

こんにちは、まるぼう@onemorestepyk)です。

このたび盲腸となり、人生で初めて救急車を呼び、しかも夜間救急を2夜連続で利用しました。

実際に経験してみないと気づけなかったことが多々ありましたので、みなさんにもぜひお役立ちできればと思い今回の体験をシェアさせていただきます。

マジで命に関わるお話です。

最も伝えたいことは「急患でかかる病院は健康なうちから決めておけ!」です。

 

 

最初は食あたりだと思った

盲腸の症状は突然訪れました。

その日はブログ記事を書いたり、「まるぼう無料レンタル」の日程を調整したり、NBAプレイオフを見たりと楽しく過ごしたあと、夜の20時半頃に近所のスーパーサミットで値引きされたお惣菜を食べて家でゴロゴロしていました。

 

お惣菜

 

するとお腹のあたりに違和感を感じ始めます。痛みというよりは下痢が始まる前によく感じる違和感。

お惣菜を食べた直後だったので「食あたりかな?」「やっぱ値引き品って危ないか」なんて思いながらトイレに行きましたが、便は出なかったので、ポカリスエットを少し多めに飲んで早めに寝ることにしました。

 

教訓その1

盲腸はいきなり典型症状の「激しい腹痛」が来るとは限らない

 

人生初の救急車

救急車

 

しかし夜の22時頃に吐き気やめまいがひどくなり目が覚めます。

吐いたり便を出せばラクになれそうな気もしたけど、出る気配はない。

横になってもじっとしていられないほど苦しい、なんとか寝よう、でもこんなに苦しいのは初めてだ、朝までやり過ごそうと思ったけどもう耐えられない。

ここで私は40歳にして人生初の救急車(119番)を呼びます。

電話先の男性の口調はいたって普通で「どうしましたか!」など切迫感は一切ありませんでした(そりゃそうですよね、彼らにとっては日常ですから)。

「家の前に出てこれますか」と言われたので、財布とスマホを持って出てうずくまって待機、10分弱でやってきた救急車に乗り込んで少し安心。

 

これで病院にかかれば大丈夫だろう。良かった。

 

しかし、大変なのはここからでした。

 

病院に行く前に言われた「お薬だけで帰ってもらいます」

救急車内では横になり名前や症状、血圧などの確認が行われました。

どうやら夜間救急の候補となる病院はいくつかあるようで、運転席のほうから「どこに連れて行く?」「君が決めていいよ」など救急隊員どうしの会話が聞こえてきます。そしてどうやら最も近い病院を選んで連絡を入れたようです。

しかしこの後、意外な言葉を救急隊員から聞かされます。

 

今から向かう○○病院に連絡したら、お薬だけ出して帰ってもらうと言われましたが、それでも良いですか?

 

???

 

診察どころか、まだ行ってもない病院からまさかの帰宅宣告。

ぐったりと弱った自分でもさすがにその違和感には気づきます。

 

それってまず診察してから決めることではないのですか?

 

もちろん、診断しだいによって対処は変わるでしょうし、、

 

歯切れの悪い救急隊員。

 

今思えばこの時点で、より遠くても良いから別の病院を選択すべきでした。

 

しかし、他にもっと良い病院があるかどうかも知らない、そもそもどこも受け入れてくれなかったらどうしよう、とりあえずどこであっても「病院」ならなんとかしてくれるだろう。

そんなとっさの考えから私は「わかりました、その病院でお願いします」と答える判断ミスを犯したのでした。

 

教訓その2

行く前から帰宅させようとする「救急病院」が存在する

 

不十分な「救急対応」を受ける

そして自宅から10分ほどで○○病院に到着。

正直この病院のことは思い出すのも嫌なので、起きたことだけ箇条書きします。

 

 

  • むちゃくちゃ苦しくて横になって運ばれたのに、診察イスに座って先生を待つように看護師から指示された。
  • やる気のない若い医師が5分ほどの問診・触診だけで「とりあえずお薬出しますので様子見てください」で終わり、何の診断もつけず去っていく。これだけ苦しんでるのに「とりあえず入院しましょう」などの考えは一切なし。
  • 残された看護師に薬の飲み方など確認したら「今、先生が言ってましたよね?」と言われる。さすがに「こんな状態で一回言われただけですべて理解できると思いますか?」と軽くキレ返す。
  • 診察後、まともに立てないのに受付で立って名前や住所記入、支払いを求められる。電話機を指差し「ここからタクシーを呼べますので自分でどうぞ」と促される。

 

 

もう身体的にも精神的にもストレスMAXでしたが、さすがに戦う気力が湧かないため、「とりあえず死にはしないということか」と言い聞かせ、帰宅して寝ることにしました。

しかしこれも判断ミスであり、症状を悪化させる要因となりました。

正解は「もう一度救急車を呼んで、すぐ次の救急病院に向かうべし」でした。

 

教訓その3

明らかにやばい病院だと感じたら、すぐ次の病院へ行く「ハシゴ」も考えるべし

 

2夜連続の夜間救急で盲腸が判明→すぐ手術へ

そしてまったく症状が改善しないまま、夜中の3時頃に帰宅、無理矢理寝ることにしました。

次の日になると、わずかに症状が落ち着いた気がしました。

自分では食あたりだと思っていたので、「もう峠は超えたかな」とこの日はほとんど寝て過ごすことにしました(次の病院に行くべきだった)。

 

 

しかし夜の20時頃、今度は膀胱あたりの激痛で目が覚めます。ここで初めて盲腸特有の下腹部の激痛がやってきました。

 

激しい腹痛

 

しかし私は「食あたりなのに便が出てないので便秘型なのかも、便が膀胱を圧迫してる?」なんて考えてました。

直立できないほどの下腹部の激痛なのに、初期症状のインパクトが強かったため私は盲腸を疑うことができませんでした。

かつて漫画「ちびまる子ちゃん」で、さくらももこさんが盲腸になった体験漫画を読んだりして、盲腸のことは知ってるつもりだったのに、それでも気づけませんでした。

 

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教訓その4

盲腸の初期症状は腹痛とは限らないため意外と気づけなかったりする

 

この痛みも朝を迎えるまで我慢できそうにない、ただ2夜連続だと救急隊員に不審がられないか、またあの病院に連れていかれたらどうする?

そう考えた私は、今度は110番に電話だけをして「今、周辺で行ける救急病院」をいくつか教えてもらうことにしました。

そして「なるべく大きな病院」という判断基準で2件目の病院「多摩総合医療センター」に行くことにしました。

 

多摩総合医療センター

 

ここは多摩地域唯一の総合都立病院で、施設の規模も大きく、より良い医療サービスが受けられる気がしました。

激痛でしたがなんとか歩くことはできたので、今度はタクシーで行くことにしました。

ただタクシーを選んだのは半分正解、半分間違いでした。自分で行き先は決められたものの、この時は夜間でも2時間待ちでその間、待合室でうずくまって過ごすことになりました。

おそらく救急車で行けば、より診察の優先順位は上がったのではないかと思います。

 

教訓その5

一刻を争うなら救急車で行くべし

 

ここでの診察も若い医師が出てきましたが(夜間は若い医師が担当することが多いんでしょうね)、この時は症状が典型的なのもあって即座に盲腸だろうと言われました。

しっかりCTやレントゲン検査も行われ、その見立てはすぐ裏付けられました。

 

 

次の日に即手術となったのですが、私の場合は症状が進んでいて、盲腸の細菌が腹腔に広がった腹膜炎になりかけており、手術時間も退院までの入院期間も少し長めとなりました。

最初の病院へ行ったこと、素人判断ですぐ別の病院へ行かなかったことが悔やまれます。

盲腸って軽く捉えられがちなイメージがありますが、それは「診断しやすい」「手術しやすい」からであり、昔は普通にたくさんの方が亡くなられていたほど怖い病気であることを身をもって実感しました。

 

https://twitter.com/onemorestepyk/status/1121402380006780928

 

教訓その6

盲腸を甘く見てはいけない!

 

ちなみに多摩総合医療センターは規模の大きさや設備の充実度はもちろん、医師や看護師さんも優しい方が多い温かい印象で、退院時にはさみしさを覚えるほどでした。

スタッフみなさんの仕事を超えた「病める人をサポートしたい」という尊い思いに心まで癒やされることができ、深く感謝しています。

 

 

今の場所に住んでいる限り、今後も何かあった時にはこの病院にお世話になるつもりです。

 

初めての盲腸&救急車:教訓まとめ

以上が私の初めての盲腸&救急車体験談です。

ここまで挙げてきた教訓をまとめると以下の通りとなります。

 

 

  • 盲腸は腹痛だけと限らず気づけないことがある
  • 盲腸は甘く見てはいけない病気
  • 救急病院でもやばいところがある
  • やばいと感じたら病院のハシゴを考えるべし
  • 一刻を争うなら救急車を呼ぶべし
  • 救急でかかる病院は決めておけ

 

 

特にみなさんに一番お伝えしたいのが、「救急でかかる病院は健康なうちから決めておけ!」ということです。

私自身は近所によく行く病院はあったものの、そこは夜間救急を受け付けていませんでした。

なのでいざ夜中に救急車を呼んだ時、どこを選ぶかは「人まかせ」になり好ましくない結果を招きました。

今回はまだ盲腸だからマシだったとも言えます。

例えば一刻も早い処置をしないと死にもつながる急性心筋梗塞だったら、と思うとゾッとします。

できれば風邪とか健康診断とか、軽めのものでも良いから事前に実際に診察を受けてカルテ、診察券を作っておいて救急時にかかる病院のアクセスや雰囲気なども確かめておければ、なお良いと思います。

もし自宅以外の地域で救急車を呼ぶ場合は「少し遠くても良いから、なるべく大きな施設の病院」と指定するほうがベターかもしれません。

また今回の私は仕方ありませんでしたが、夜間診療はまだ経験の浅い若い医師が担当することが多いため、なるべく避けたほうが良いというご意見もいただきました。

 

 

救急車を呼ぶ前に、電話相談できる窓口もあるようです。

 

 

 

「自分の命はなるべく人まかせにしない」
「せめて、かかる病院はしっかり自分で選択する」

 

昼でも夜でも、あなたは「急患でかかる病院はここ!」と即答できますか?

 

今回の私の教訓が少しでもご参考になれば幸いです\(^o^)/

 

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